都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ビッグ・ウェンズデー

小4の春、担任は、宮崎県出身の大学を出たばかりの日高絹子先生でした。
なまりが抜けない純朴な雰囲気は、ハマの子供たちから見ても自信がなさそうで、気後れしているのが分かり、イントネーションの違いを指摘しては、泣かせない程度に適当にからかっていました。恐るべき子供たち
 
その先頭に立っていたのが、クラス委員をやっていた私です。先生に「ハダカキナコ」なんてくっだらないアダ名をつけながらも、一方でかなりマセていたこともあって、いろいろ頼りになるらしく、意外にオトナ受けする私は、彼女から信頼もされていたのです。小さいころに、オトナの会話に入り込むのが許される環境にいると、子供らしからぬバランス感覚が生じるようで、部分的にしっかりと認められるようになる。そういうものです。
 
ある日の社会科の授業。
神奈川県の地理を勉強していて、先生が中西部を流れる花水川を指して、
「ここは、“はなみずがわ”です」
と言ったのに対し、私がすかさず、
「先生、それは“かすいがわ”って読むんですよ。“はなみず”のわけないじゃん」
と突っ込んで、クラスは大爆笑。先生は、申し訳なさそうに訂正していました。
やりにくかったろうね。ヒダカ先生、ゴメンナサイ。
 
しかも、その後の調べで、正式な呼び方は、あり得ないと思われた“はなみずがわ”だと判明しました。
クラスのみんな、ゴメン。
以来、ハナミズは私の中でトラウマになりました。
 
 
最近、ネット通販の世界では、土日を抜いて、水曜日の売上げがトップなんだそうです。
背景には、企業のノー残業デーがあるんだとか。
なるほどねぇ。
 
バブルのころ、“ハナキン”という言葉が流行り、それが“ハナモク”に移っていったのは、つい最近だったようにも思いますが、今度は水曜日ですか。この日の夜、仕事帰りに一杯飲んだり、麻雀したり、映画を見たり。ジョギングしてからスーパー銭湯へ行くなんて人もいるんだとか。こうしたトレンドに、マーケットが敏感に反応しているようです。
 
田舎の場合、この傾向がすぐには当てはまりませんが、流れや考え方については、理解しておく必要がもちろんあります。“ハナスイ”ねぇ。