都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

虫も殺さない

春から夏にかけ、いろんな花が咲くのと時期を同じくして、いろんな虫が活動を開始します。
都会暮らしが長いとゴキブリ以外の虫には免疫ができていません。
最近は、下水がないから、ハエや蚊でさえ少ないですからね。
だから、ビックリすることが多いです。

引越し早々、虫じゃないけど、部屋の中に小さなカエルを発見したときは、それはもうショックでした。
一センチに満たない小さなやつ。だけど、構造は完璧にカエルそのもの。
驚きますよ、家の中ですから。しかも、二階。
ちょっとのカエルにも五分の魂でありました。ホントかな?

西日本の田舎でポピュラーなのは、“カベチョロ”です。
本名は、“ヤモリ”。親しみあるネーミングから、生活に溶け込んでいるのを窺わせます。
家を守ってくれるんだから、殺してはいけないと。
あるんですよ、田舎には、言い伝えによるインディアンみたいな掟が。
でもねぇ、これも恐竜のミニチュアみたいで、そんな可愛いもんじゃありません。気持ち悪ぅ!

それから、なんかよく分からないちっちゃい小虫たち。
近くの田んぼや畑で撒き散らす除草剤を回避して、夜道に煌々と明るい当店へ。
サッシの小さなすき間を潜り抜けるのだから、もはや我田引水、じゃなくって引田天功です。
これがまた、寿命が短くて、翌朝には衰弱死してるから、訳が分かりません。じゃ、来るなよ。

なので、防衛軍としては、キンチョーに頼らざるを得ない。
ヘンなCMもすべて好意的にチェックです。


今朝一番のお客様は、ムカデでした。
なんでも、素手で向かっていくと刺されることがあるので、こういう輩とはすかさず決闘モードに入らねばなりません。
うちのオバチャンが、厨房の床を這っているのを発見。
手許に殺虫剤がないと知るや、やおら魔法瓶からお湯を取り出して調理用のボールへ。
早かったですよ、サッと湯通し。カウンター奥へ向けて、サッと流しつけました。
その後、グッタリなったムカデをまだ生きてるかもしれないからと火箸でつまみ、バーナーで炙り焼き。
食べるのかと思っちゃいました。そんな早業。
オバチャン、普段はおしとやかなんですけどね。

しかーし、そんなことで驚いていては、ここでは暮らせません。
ムシキング』なんてゲームは、こっちでは絶対に流行らないのであります。