環境のバロメーターと言われるホタルは、汚染されていないキレいな川にしか生息しておりません。
ご当地豊田町木屋川(こやがわ)は、国内で初めてホタル舟が始まったことで有名ですが、もうひとつ、菊川町歌野川も隠れた穴場です。
5日から13日にかけて、地元ボランティアによる鑑賞会がひっそり行われており、すご~く少ない人が見物に来ているようです。何せ、宣伝しないものだから。
でも、そういう俗化していないところがまた、この場所の魅力でもあるのです。
本日、閉店間際に若い男女が、ホタル鑑賞スポットを尋ねてこられました。
いろいろ場所を説明するんだけれど、土地勘がないので、今ひとつ理解されていない様子。
そこで、折角だから連れて行こうと思い、お店の片付け時間を待ってもらって、クルマで先導して歌野川へ行きました。実は、自分が見たかったりして。おとといも行ったんだけど。
田舎の山道は、これ以上ないくらいに真っ暗で、信頼関係がなければ着いてなんかいけません。
不安だろうな、こんな人里離れた山道を走るのは、と。
でもね、感動しておりました、現地にて。
ホタルがあっちにも、こっちにも。
人の周りにも、静かに寄ってきたりして、それはもう幻想的でありました。
川のせせらぎがまた何とも言えず情緒gがあり、ここでは誰もが詩人になります。
今日の二人がこの地を好きになってくればいいなと思いつつ、早々に別れました。
こういうところで暮らしていると、親善大使みたいな気持ちになるのであります。
引っ越して、一年が経過しました。
気持ちはすっかり地元の人なのでございます。