「エッ、私が美人?ウッソー、やっだぁー。ねぇねぇ、ヨシエ、この人、私のこと美人だなんて、も ー冗談ばかり。ひどいんだから(キャッ、キャッ)」
って反応する娘は、たいてい美人じゃありません。
そういうの言われなれてる人は、さりげなく流す術を心得ています。
「(低く抑え気味に)ありがとうございます(ツーン)」
誰が見ても美しい人は、そんなこと言われなれてますから、対応もスマートですね。
その一方で、言われなれてないと、疑心暗鬼の部分もあって、分裂気味になります。
目的はなんなの?なんてね。だけど、嬉しいし恥ずかしい。
うーん、素直に受け取れません。自分の中の誰かが邪魔しに入ります。
最近、お店のお客様から、文章が面白いって褒められることがあります。
メニューの裏側に、ブログをコピーしたものを載せていて、それを読まれた方から反応をいただくのですが、このリアクションが難しい。
「でしょう?私も自分で読んで、ときどき笑っています」
って言いたいんだけど、知らない人ですからねぇ。しかも、お客様だし。
「いえいえ、そんな。未熟な文章でお恥ずかしい」
と、これは、だったらそんな文章を見せるなよってことになる。
「ありがとうございます。これからも頑張って書きまくります」
なんか、調子に乗ってますねぇ。
低く抑え気味に「ありがとうございます」って言えないのは、性格がブスだからです、多分。
でも、褒められるのは、やっぱりリアクションが難しいんだなぁ。
自意識過剰な男には近寄らず、遠くからじっと見ているのがちょうどいいのであります。