都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

海峡ドラマシップ

“きへいたい”って言うから、「騎兵隊内閣」だと思ってました。
一人ひとりが馬に乗って、自由に動き回るって感じでしょうか?

そうじゃなくて、「奇兵隊」。
高杉晋作が幕末に組織した民兵で、武士ではない一般人が広く参加したことを言いたかったらしい。
維新後は、逆に賊扱いされて、100人以上が処刑されたんですけどね。

それにしても、学校であんまり習ってません、高杉さんのこと。
“馬関戦争”も“四境戦争”も何のことだか…。
一般に、社会科の先生は、江戸時代までに力を入れる。
そこから先は、急にテンポが速くなって、名前や事件の羅列。
中核にいないと、ハミ出してしまいます。
吉田松陰もそう。教え子である伊藤博文にはとてもかないません。

アピール下手は、山口県の体質とさえいえるでしょう。
源平合戦の壇ノ浦や決闘巌流島を抱えていても、それが観光ビジネスに繋がらないのは、県知事がタレントじゃないからかも。

それに変わって、商魂逞しいのが対岸の門司区です。
ここにある“海峡ドラマシップ”では、義経の八艘飛びや武蔵の遅延プレイ、高杉のテロ行為を郷土の誇りであるかのように再現しています。
“門司”ではなく“海峡”をキーワードにしているのがしたたかですね。
根こそぎもってかれちゃったよ、山口県


今日は、休みをとって、そのドラマシップに行ってまいりました。
この施設、ものすごくお金がかかっていて、たっぷり楽しめます。
超オススメです。
だけど、必死にアピールしている“焼きカレー”は、ペケ。
本当に美味しいカレーは、余計な手間をかけないものであります。