その昔、『週刊文春』誌に“糸井重里の萬流コピー塾”という連載がありました。
「くうねるあそぶ」や「おいしい生活」などのキャッチで知られるコピーライターの糸井氏が、毎週お題を決めて読者から投稿作品を集め、掲載が決まると出来栄えに応じたポイントが与えられるという仕組みで、ラジオの深夜放送みたいな感じでした。
いわゆる言葉遊びです。
糸井氏は、作品に寸評を加えるのですが、これが簡潔でリズムよく、また、獲得ポイントによって、見習い・弟子・名取・師範と地位が上がるのも面白く、先生に近づきたいと、せっせとハガキを送り続けておりました。
しかしながら、才能は開花せず、貰ったのは4ポイントで見習いバッジと弟子トレーナー止まり。
それでも嬉しくて、トレーナーを寝巻きにしておった25歳の私です…。
それでは、糸井重里先生の弟子である(あった?)私の作品をご紹介いたします。
「近所の喫茶店」
「ゴキブリはクモが退治しました」
「生命保険」
「困っちゃうな、生命保険に誘われて~♪」
「ローラースケート」
「麦踏み界に新風を吹き込む」
「カツ丼」
「やったね、パパ!明日は寄り切りだ!!」
「王貞治監督」
「今さら芸名だなんて、言えねえよなぁ~」
「ふりかけ」
「ふりかかない・ふりかきます・ふりかく・ふりかくとき・ふりかけば・ふりかけ!!」
「小泉今日子」
「ラブレター・パニック」
最後のやつは、名前を英訳した(つもり)わけで、自分的にはなんかすっごい力があるように思うのですが、伝わりませんでした。
カッコよく表現しようとすると、理解する手前で却下されることが多く、残念です。
あんまり説明を加えたくないんだけど、どうでしょう!?