ある会社では、カリスマ創業者の引退後、事務畑の社長がシステム強化を図り、その後を継いだ元弁護士の社長がコンプライアンス遵守を訴え、次の経理ラインの社長は経費のスリム透明化、そして銀行から移ってきた新社長が人事・店舗戦略を見直しました。
みんな、自分が得意なところを拡げていきます。
その結果、基盤が固まったものの、その会社の攻撃陣は、ズタズタになりました。
営業畑出身のトップが育たないうちに、いろんなルールでがんじがらめになり、いつの間にか自由な動きが取れなくなってしまったのです。
任命権者が、明確な戦略を持っていないと、こういうことが起こります。
それだけ、トップの影響力は強いんですね。
サッカー日本代表の監督が、イタリアのザッケローニ氏に決まりました。
サッカー協会は、監督選出について、絶妙なバランス感覚を持っているようです。
フィリップ・トルシエ(フランス)DF
ジーコ(ブラジル)MF
イビチャ・オシム(ボスニア・ヘルツェゴビナ)FW
岡田武史(日本)DF
アルベルト・ザッケローニ(イタリア)現役活躍なし・攻撃的な戦術を執る
これにより、今度は得点力不足が解消されるように思います。
新生ジャパンが楽しみです。