私が住んでいる菊川という町は、人口8,000人のこじんまりとしたところで、素麺が特産品として知られていますが、欲がないので全国的な話題にもならず、大半が地味に暮らす日々なのであります。
しかしながら、この町で全国紙に話題を提供する事件が起きました。
イノシシに襲われ死亡か 下関で農業男性(6日・朝日新聞朝刊)
早朝に自分の田んぼを見回りに出かけた男性が、倒れているのが発見され、両足にイノシシの牙で引っかかれたような傷が数箇所あったと言います。現場周辺には、イノシシの足跡や鼻跡が多く残っており、また、以前からイノシシの目撃情報が多かったとも。
う~ん、やっぱり起きました。
ここへ越してきたときから、気をつけろと言われていたんです。
例えば、運悪く、クルマで跳ね飛ばしたとしても、気絶しただけの場合もあるので、迂闊に近づくなと。イノシシの牙は、サバイバルナイフとほぼ同じ破壊力を持っており、これが突進して来ると、人間の太ももの位置に当たり、大腿動脈をやられてしまうんだとか。
このあたり、猟友会メンバーを始め、口角泡をとばして解説する人が大勢おり、たっぷり学習いたしました。お店には、イノシシの牙を展示しておりますので、興味のある方はどうぞ。
そういや、東京ではサルが逃げたって大騒ぎしておりましたが、こちらでは、サルと出会ったら目を合わせないというのが鉄則となっています。
怖いですよ、サル。10頭前後の群れで襲ってくるので。
そのうち、このへんだけ、ライフル所持が認められたりしてね。
なんだか、人よりけものの数が多くなっているような気がするカントリーライフであります。