スポーツ紙によれば、ドジャースの黒田博樹投手が来季は日本でプレーするとのこと。
これを阪神・巨人が狙っているらしい。
どとらも先発投手で苦しんでいるし、お金ならいくらでも持ってるし。
だけど、この男は金では動きません。
2006年にFA移籍の話題がマスコミで盛り上がったとき、カープファンが行動を起こしました。
外野席に巨大な横断幕が登場します。
「我々は共に闘って来た 今までもこれからも… 未来へ輝くその日まで 君が涙を流すなら 君の涙に なってやる Carpのエース 黒田博樹」
さらに、黒田のシーズン最終登板試合には、満員のファンが黒田の背番号15の赤いプラカードを掲げて球場を赤色に染め上げたのです。
いいでしょう、カープファン。
心にぶつかっていきました。
それまで、江藤・川口・金本と抜かれ、球団が頼りないからと行動を起こしたのです。
後に、黒田はこう話しています。
「自分にとって何が一番大事か?どういう野球人生を送りたいか?を考え、今まで育ててもらったカ ープで優勝することが、自分のこれからの野球人生の中で高いモチベーションになるのではないかと 思いました」
「僕が他球団のユニフォームを着て、広島市民球場でカープファン、カープの選手を相手にボールを 投げるのが、自分の中で想像がつきませんでした」
ねっ、いい話でしょう。
この男が、日本球界に復帰するとき、カープ以外は考えられないのであります。
ちなみに、カープは背番号15をずっと空けたままにしています。
お金よりも気持ちを大事にするって話が聞きたいんだよな~(ちょっとだけ心配)。