結局は下馬評どおりでした、民主党の代表者選挙。
だけど、なんとなくもやもやしたものが残りました。
それは、「私には夢があります」と語った最終演説の違いにです。
「私には夢がある。役所が企画した金太郎飴のような街ではなく、地域の特色にあった街で、お年寄 りや子供や近所の人がきずなで結ばれて助け合う社会。青空や広い海、野山に囲まれた田園と、大勢 の人たちがそこに集まり、楽しむ、どこでも一家団欒の姿が見られる日本。一方で、個人が自らの意 見を持ち、外国とも堂々とわたり合う自立した国家日本。そのような日本にしたい」(小沢一郎)
「私にも夢がある。元気な日本を復活させ、次の世代に引き継いでいきたい。私自身はボロボロにな って倒れようとも、その先頭にたって闘い、バトンを渡す。それが私の新しい、そして最後の夢だ」 (菅直人)
夢マイナス現実イコール問題(目標)であって、問題意識の高さは、その夢の大きさに比例します。
この部分の比較において、菅さんは何をやりたいのかが具体的に見えて来ず、やりたいことがないんだけれど、首相にはなりたいって安っぽさが透けて見えるのです。
いいんでしょうか、減点法で総理を選んで??
ところで、何となく気になったのは、政治家の健康問題です。
小沢一郎氏の心臓病は、広く知られておりますが、実は若いころ、甲状腺がんを手術しています。
“がん”と言えば、
福田康夫(胃がん)
森喜朗(前立腺がん)
与謝野馨(下咽頭がん)
仙石由人(胃がん)
市田忠義(大腸がん)
塩川正十郎(胃がん)
三原じゅん子(子宮頸がん)
公表されているだけでも、ビッグネームが並びます。
人の痛みが分かるってことでしょうか、政治家は病気を克服することで、一回り大きくなるのかもしれませんね。
と、考えていたら、ネットの世界では、選挙疑惑がふつふつと湧き上がっています。
それは、サポーターの投票率が66.9パーセントにすぎなかったこと。
どう考えても、これは低すぎます。
一般の選挙と違い、わざわざ党費を支払っている人たちが、いくらハガキ投函が面倒だからといって、接戦が予想されている闘いに自分の票を投じないなんて考えられない。
ハガキ?
名前が見えるのかな?
そして、この投票率について、新聞・テレビがほとんど触れないのも不思議な話なのであります。
文春・新潮が楽しみだなぁ。