都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

文系のひとりごと

将棋というものは、ひと昔前は“文科系”の頭脳が必要と思われていました。
大山・升田の時代です。
生き方も含め、理詰めでなくて、情緒的というか、どこかで表現力を求められているようなところがあったのではないでしょうか?
実際、高校時代の将棋部の仲間は、圧倒的に文科系が優位でありました。

文系は理系と違って、問題に対する答えをいろいろ持っています。
だから、学校の成績には、その能力が直接反映しないことが多い。
実際、頭は悪くないんだけど、落第スレスレな部員が大勢いたのも、笑える話です。

ところが、現代将棋において、プロ棋士のほとんどは理系(だと思っている)だそうです。
同じゲームなのに、違った思考形態が求められるよう変化したのは、非常に興味深いですね。
このことに、コンピューターの発達が絡んでいるのは間違いないでしょう。
将棋の読み筋は、フローチャートそのものですから、一つずつ潰していけば、正解に近づいていくことができるという考え方です。

そうなると、相手をどう思っているだとか、意地だとか、心の状態だとかは関係ない。
って考える人が増えることが、まさに理系ワールドなのであります。

最近は、千日手という引き分けが多くなっておりますが、そのことも理系台頭の表れでありましょう。

でもねぇ、将棋が文科系だったころのほうが、その人間にドラマを感じることができました。
コンピュータに近づきたいと考える人が増えるというのは、どうも…。
逆なんじゃないのかなぁ?