メジャーリーグから流れてくる外国人選手は、似たようなタイプが揃います。
ポジション的には、一塁か外野。パワーがあるけど、太っていて、鈍足で守備が下手です。
球団は、打力に期待して獲得するのですが、守備力についての指標がハッキリしないので、プラスマイナスの計算が難しい。
サッカーなんかだと、そのへんの攻守バランスを見極めて人選しているけれど、野球の球団経営は、随分と遅れをとっているように思います。
前評判では、外国人5人制への移行で有利になると言われていたDeNA と阪神が、2連敗と出遅れてしまいました。
DeNA は、二塁を守るソト選手に加え、レフトを佐野選手に守らせるもんだから、守備がガタガタです。
初戦では、狭い横浜スタジアムの左中間の当たりで三塁打が2本、生まれていましたが、それはないでしょう?
阪神も、やはり一塁手と三塁手を集めたもんだから、昨年4番を打った大山選手にレフトを守らせる始末。
こういうのって、正規の外野手もイヤだけど、ピッチャーはもっとイヤがります。勝敗以上に防御率で評価されますから。
チームのムードは、ちょっとしたことから崩れていきます。
さて、開幕二戦でもう一つ気になったのは、監督の采配です。
金曜日の試合、8回裏2対1で負けているラミレス監督は、無死二塁の局面で伊藤光選手にスリーバントを命じました。
土曜日は、原監督です。7回裏3対1と勝っている無死二塁の局面で、岸谷選手にスリーバントの指示を。
どちらも三塁へ送ることに成功しましたが、中身が違うように思います。
それは、失敗したときのリスクと選手に与えるプレッシャーです。
監督ってのは、なんかやりたがるんだけど、何もしないのが一番良かったりする。うーん、どうでしょう?