先月から山小屋にこもり、10月末に実施される日本語教育能力検定に向けて、学び続けております。
私は、中学から大学までエスカレーターの私学に通っていたため、ちゃんとした受験をくぐり抜けたことがなく、勉強というものをどうやって効率的に進めていくかがよく分かっておりません。
加えて、年を取っていることもあってスタミナがなく、記憶力の低下が甚だしく、何とかしなければならない。
そこで、脳を効率よく使うためにどうすればいいかの本を貪り読んでいます。
養老孟司、茂木健一郎、池谷裕二、和田秀樹…本質から外れると、俄然ピッチが上がります。
記憶術の一つとして、『ローマンルーム法』というのが有名だそうです。
記憶すべき事由と場所を結びつけて覚えるやり方で、クイズ番組を見ていて、そんなやり方をしている人が結構いたように思います。
そうか、そんな名前なんだ。コツってことですね。知っていれば、トクをする。
私が刺さったのは、『シモニデスの記憶術』。
新入社員時代、座席表とにらめっこして、先輩の名前を覚えたのを思い出しました。
今、苦戦しているのがアルファベットの略語を正式名称に変えることなので、これを単語帳にまとめ、順番で覚える方法を見出しています。
知識を知恵に転化していく作業もまた、なかなか面白いのであります。