元々の起こりは、アフリカ原住民が虫の襲来を避けるため、木の枝に吊るした寝床だったようです。
その後、大航海時代に帆船が傾きながら進んだりするもんで、それに対応するように船員の間で評判になったらしい。
ベッドだと、大きく揺れたときに、転がり落ちたりしますからね。
船が立派になるにつれ、廃れていったようですが、日本でも軍隊では重宝されていたと言います。ハンモック。何より場所を取らないのがいい。
私め、ただ今はベランダに置いた自立式のハンモックにくるまり、蚊取り線香を武器にまったりと暮らしております。
背骨を包み込んでくれるので、デブに優しいこの寝具は米製で、130キロまでは大丈夫だと。
外の風が、木の香を運んで蓄膿気味の鼻腔を刺激します。昼間でもせいぜい25度くらいなので、草いきれではありません。
軍隊では、昼寝なんてなかったんでしょうね。夏はいいけど…平和が一番なのであります。