都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

アフラック躍進の秘密⑨

生命保険の儲けの仕組みは、費差益・死差益・利差益のいわゆる三大利源によるものです。

費差益とは、予定された事業費よりも実際の事業費が少ないときに出る利益です。余程のことがない限り、予定を上回ることはないように設計されています。

死差益とは、予定された死亡(入院)率よりも実際の死亡(入院)者数が少ないときに出る利益です。生命保険では、加入時に健康告知を行なってもらうので、死差益が出ないことはありません。

利差益とは、予定された利率よりも実際の利率が高いときに出る利益です。株式投資などの資産運用によって、金融機関の実力が問われるところですが、アフラックの場合、そのほとんどを国債に注ぎ込んで、安全第一でした。

高度成長の時代、がん保険の予定利率は6%で設計されておりました。今では考えられない高金利ですが、バブルですからね。お金は増えるものだと思われていたのです。

 

バブル景気に浮かれていた当時、証券会社に押されて預金獲得に苦しんでいた地方銀行は、定期預金の金利がん保険の保険料に充てるという画期的な商品を思いつきました。

保険料を低額に抑えるために、本来終身の保障期間を10年定期に。顧客は利息ではなく、がん保障を買うわけですが、銀行員も定期預金を勧めるよりも勧誘がしやすいもんだから渡りに船です。「預金セット」と呼ばれたこの商品は、期せずして優秀な勧誘員(?)を得たため、爆発的にヒットしました。