私が住んでいる山小屋は、今から50年前に祖父が建てたもので、夏のシーズンは子供の頃から遊びに来ておりました。
当時はボーッとしていると、草むしりを命じられるのがイヤで、気配を感じると外に逃げ出していたのを思いだします。普段は手入れのない空き地と同じなのでキリがない。床屋さんだって、行かないのに何で、なんて思ってました。
それが、ただ今は、まるで植木屋さんを呼んだように、見事に下草が刈り取られています。
立役者は、シカです。
いつのまにか昼間でも堂々と闊歩する親子連れが目立つようになりました。
別荘地のウイークデーは閑散としていることと、猟友会が入り込みにくいことが、安住の地となる原因のようです。
クマやイノシシが街に出没して大騒ぎしておりますが、シカだって夜に出会うと目が光って怖いですよ。向こうはもっと、そうなんだろうな。