都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

質より量

NHKの相撲解説で、ひときわ美声を発揮しているのが舞の海氏です。

お相撲さんは、のど輪の影響のせいでしゃがれた声の人が多く、体軀からなのか総じて低音ボイスですが、舞の海氏は、身長169センチで体重85キロだとか。なんだなんだ、身長がほぼ同じ私の方が、10キロ重いです。そりゃあ、フツーだわな。それにしても、いい声だと思います。アナウンサーよりいいかも。

 

ラソンでは、なんと言っても増田明美さんです。濁りがない、童謡歌手みたいな感じ。

だけどもマラソンの解説というのは、同じことの繰り返しなので、間が持てません。技術的な話なんて5分で終わっちゃうし、メンタル面は2分がやっと。なので、アナウンサーが頑張って、白バイの巡査部長の娘が来年高校受験だとか、この橋は明治35年に完成しただとか、競技と関係のない話で繋いでいました。

これに目をつけたのが増田さん。選手はもちろん、その家族や関係者から情報を集め、小ネタを披露する手法を開発したのです。これだといくらでも広げられる。出番も多くなります。

何せ、Qちゃんがいるので、解説枠を死守するのは大変です。

今では、このやり方を真似する人が、いろんな業界で増えてきました。

 

先日、政治オタクの女性タレントで井上咲楽という人が、ワイドショーの組閣人事の話で政治家の趣味や家族のことを話題にし、司会者から「増田明美かよ」とツッコまれていました。

なるほどね、他人から技を盗むというのも、能力のうちなのであります。