都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

80点狙い

先週の日曜日、朝食を摂るため入ったお店は、早稲田駅近くのサンドウィッチチェーンでした。

田舎暮らしが長いと、こういうファーストフードが妙に恋しくなります。

10時からの試験に合わせ、たくさんの人が早めにやって来るのは、お店の計算外なのでしょうか? 店員は、50歳を軽く超えたと思われるオバチャンひとりだけ。いわゆるワンオペです。完全に余裕を失っており、お客さんに対して「列に並べ」「話しかけるまで黙ってろ」とヒステリックに指示します。こんなんでいいのでしょうか?そんな様子を見ながら、呆れて帰ってしまう人も結構いたりして。だけど、この状況は、経営者には伝わりません。伝わるのは、売上げだけ。だから、「ホーッ、頑張ったね」とホクホクだったりするのかも、です。

どうなんでしょうね、こういうのって。顧客満足が反映されない営業。考えてしまいました。

 

田舎では、サービス業に携わる人たちは、軒並み感じが良くて、ハズレがありません。

都会には、零点の人も結構いるんだけど、田舎はすべて60点以上。

この差は、仕事のチャンスが少ないので、働くことに対する真剣度が違うことと、やりっ放しにできない田舎の閉鎖性にあるものと思われます。

つまり、都会は零点から百点、田舎は60〜80点の中で、お店がひしめき合っているのです。

『ダーツの旅』とか『家族に乾杯』がほっこりするのは、そういう風土の中で成立しているのでありましょう。

 

だけど、ものすごく頑張ったとしても、市場規模に限度があるので、80点を超えるのが難しいのもまた、田舎スタイルなのであります。

研修や講演などで、洗練された情報を持ち込んでも「そこまでやんなくても」と反応が薄い。

競争がないって、そういうことなんだなぁ。