TBSの『プレバト』で俳句を学びながら思うのは、優秀な作品が5-7-5の17音の中に、視覚や聴覚、場合によっては嗅覚に訴えるフレーズをギュッと詰め込んでいるってことです。
そう思えば、「古池や かわず飛び込む 水の音」なんて句も味わい深くなるのであります。なるほどね。
そうかそうか、そういう意味では小説の表現も同じで、色とか音とか匂いとかの五感を刺激するような言葉が散りばめられているのが技巧的な作品だと言えるのでしょう。
読者の脳内世界を平面から脱却させて、いかに立体的に仕上げるか? そこに気付いた人が、頂点へと近づいていくのです。
もう一つ。なんでもそうだと思うんだけど、上達の早道は、上手い人のやり方を真似るより、下手な人の動きや表現を見た方が良い。そうしておいて、自分の中から欠点を潰していくような、そんな感じがスキルアップに繋がります。
『プレバト』では、凡人はおろか、才能なしを見せることによって、手練れの技が際立ってくるような、そんな炙り出しが行われていて、そこに気付いた人が、急激に階段を昇っていくんだと見ています。
だから、いいもんばかり見ているよりも、ときどき変なのも混ぜて付き合っていく方が、成長するものだと思います。
それでは、下手くそな文章をどこから拾ってくるか?
売れてないブログがいいですね。素人のヘタクソな文章の中に、上達のヒントが隠されています。
エッ、それって…。
自分のオナラは臭くないのであります。たまに臭いけど。