プロ野球の親会社には変遷があって、草創期は映画会社と電鉄企業、それに新聞社が支えておりました。
その後、斜陽産業だからと次々に消えていき、オリックスやソフトバンク、楽天などのIT系が台頭してきました。
その中で、讀賣新聞社は入場券を販売促進の手段として使い、ジャイアンツなんぞは金満球団として君臨。テレビとつるんで我が世の春を謳歌していたのです。
ところが、ネットの時代へと変わると、視聴率10%がキープできなくなり、一試合一億円と言われる放映権料が消え、新たなビジネスモデルを模索せざるを得なくなりました。加えて1,000万を超えていた発行部数は770万にまで落ち込み、コロナによる入場料収入激減が追い討ちをかけます。
先に名古屋のチームが降参するんでしょうが、朝日新聞みたいに赤字決算となれば、株主からの突き上げは必至。やりたい放題はできません。
近い将来、プロ野球はネット観戦が中心で、動作解析だとかセイバーメトリクスのデータを存分に楽しめるようになると思います。