都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ニュースペーパー

テレビを見ながら年賀状を書いていたら、日本一の豪邸として新潟の「雪国まいたけ」創業者の自宅が紹介されていました。

さすがに一番だと言うだけあって、エントランスから一流ホテルに引けを取らない豪華さで、エアコンやシャンデリアに関わる電気代なんか気にしているようじゃ、次元が違います。こんな暮らしをしている人がいるんですね。

だけど、私が知っている豪邸は、もっと上です。

東京都文京区の丘の上にある鳩山邸です。通称、音羽御殿。今は、記念館として一般公開されておりますが、ちょっと前までは名門鳩山一族が暮らしていたそうです。

なぜ、そんなところを知っているかと言うと、応援していたコントグループ『ニュースペーパー』がスポニチ文化芸能大賞を受賞した記念のパーティー音羽御殿で開いたからです。私が追っかけていた初期のメンバーは「さる高貴な御一家」という天皇家のパロディが持ちネタで、それに相応しい場所として、選ばれたのです。

パーティーのメインイベントは、高貴な御一家に扮装したメンバーと招待客を交えての鳩山邸の庭での記念撮影。

どちらかと言うと、左寄りの風刺ネタで脚光を浴びたグループ(今とはメンバーがほとんど変わっています)が、右翼の本丸で笑いに変えるというのは、結構スリリングな話でしたが、それぞれがしっかりと理論武装できており、思想的な覚悟のようなものが感じられました。

専ら時事ネタを扱うのでせいぜい2週間と賞味期限が短く、生産性の低さではお笑い史上、ぶっちぎりの一番でありましょう。

それだけにステージ前の練習量は半端なく、分からない人は置いていこうという潔さがまた、惹きつける魅力であったのです。

グループを維持していくためには、人数のカベがあって、アゴアシがギャラより高くなるコスパも問題で、その解決策としての企業後援でした。

保険会社広報部時代に大小交えて10回ほどイベント出演をお願いしましたが、ギャラを頭割りすると、わずかなものです。それに関わる練習時間がありますからね。

同じメンバーで長く続けていくのは、難しい職種ではあります。だから、東京03はスゴいなぁと改めて思います。