紅白の視聴率は、外出制限も影響して、2年ぶりに40%を超えたそうです。
無観客のステージは、応援合戦や付き合いで踊ったりするのがないので、出演者は気を遣わずに伸び伸びやっていたように思いました。
通常、ミュージシャンのステージは、常連の温かい声援に包まれているので、お客様の存在が力を与えてくれます。
しかしながら、紅白歌合戦では、自分のファンじゃない人が大勢います。中には、聞いたことがない人も。演歌ファンは、まだ他のジャンルへの許容性があるものの、若者たちはキョトンです。子供のピアノ発表会へ行くと、自分の子以外の演奏は退屈だと、そんな感じ。つまり、ミュージシャンにとっては、興味がない人の前で歌わされる試練の時間でもあるのです。そのことがイヤで、断っていた歌手もいたハズ。
その点、無観客は、そのプレッシャーから開放されるのでありました。
この形式を続ければ、大物が次々に登場する、そんな気がしています。