ルネサンスの三大発明は「活版印刷」「羅針盤」「火薬」だと言われています。
印刷という概念のない前は、書き写すしかないわけで、非効率なことこの上ない。写し間違えも起きますからね。そういや、私の新入社員時代、ワープロなんてものはなく、社外文書をタイプライターで打っていましたから、変われば変わるものです。
羅針盤の発明によって、大航海時代となり、世界が繋がりました。地図のないころに海へ出ていくなんて、何と勇敢なことでしょう。今で言えば、宇宙飛行士みたいなもんですね。そういうことができる人は、かなり限られていると思います。
火薬の発明は、戦争のあり方を激変させました。それまでは、勇敢な騎士の時代で、群雄割拠、なかなか大きな括りで勝ち抜くということが難しかったけれど、主役が鉄砲に入れ替わると、規模の勝負、つまり経済力が覇権を制するようになったのです。国内でいえば、そのことにいち早く気づいたのが織田信長ってことですね。
そう思えば、グローバルな視野を持つことの重要性が分かります。気の利いた人は留学する、そういうもの。
現代の三大発明を考えてみました。
「スマホ」「カーナビ」「ウォシュレット」でどうでしょう。
そもそもインターネットがスゴいんだけど、その使用勝手をよくしたスマホは、誰でも使えるってとこが素晴らしい。それまでは、記憶力が良いのが賢いってことだったけど、スマホ登場以降、その価値が変わったように思います。
先日、ギャルタレントが中学校時代の通知表をテレビで公開したところ、体育の2以外はすべて1、これが5段階評価だと。だけど、トークはキレるし、きちっと空気も読めている。自分の苦手なところをどうやって補うかを熟知しています。つまり、時代が求めている能力は、ハッキリ変わってきたのです。ズバリ、コミュニケーション能力。ここを嗅ぎ取って、磨き上げた人の勝ちなんです。スマホがあるから。
カーナビの登場は、タクシー業界への参入ハードルを低くしました。その結果、運転手の質が向上。サービスが格段に良くなったと思います。
ウォシュレットは、痔の患者を減らすのではないでしょうか。そのうち、犬ネコ用ができるんだろうな。
こういうのをノーベル賞にしてもらうと分かりやすいんですけどねぇ。