駅伝もそうだけど、大学ラグビーは外国人留学生の存在が、チームの命運を握るようになってきました。
先鞭をつけたのは、大東文化大学です。
ここは、古くからトンガ留学生のための指定席が二つ用意されていて、フォワードとバックスでそれぞれが突破役として機能していました。
そのうちに、日大・東海大・流経大とリーグ戦グループ内で、外国人の登用がブームになります。
競い合うように、日本人選手も大型化し、またディフェンスのレベルも上がりました。ダブルタックルみたいなこと。
そして、その流れが関西へ。
現在、留学生の頂点に君臨するのが、天理大学のシオサイア・フィフィタ選手です。身長187㎝体重110㎏。体格はお相撲さんレベルですが、50メートルを6秒2のスピードで走るバックスの要で、最近はパス出しに目覚めたからたまりません。2023ワールド杯の切り札となるでしょう。
さらには、一昨年から同時出場の外国人枠が2→3人となり、天理大学はこれをトライゲッターのウイングポジションに充てました。フィフィタ選手に相手のマークを引きつけておいて、フォローするウィングへパスを出す。
パワーとスピードの融合、完璧です。
スター軍団の早稲田大学も展開ラグビーが売りですが、これはもう速さの次元が違います。mvの二乗ですから。
1月11日、史上最強の姿を見せてもらいましょう。