週末に観た映画をもう一本、今回は苦手な洋画です。
人の顔を覚えるのが苦手な私は、それでも邦画だったら、そこそこ知った顔があるものの、外国人の区別は競馬で馬の顔を見ているようで、特に登場人物が多くなると大変です。加えて言葉の問題。字幕に注意を向けると、ますます顔が分からなくなってしまう。だから、洋画はあまり見ないようにしています。
だけど、2011年に作られた『コンテイジョン』は、現在のコロナ禍を予言するような作品だと聞いて興味を持ったので、蓋を開けてみました。
ちなみに、コンテイジョン(contagion)とは英語で接触感染の意味だそうです。
発生源は、香港としていました。豚とコウモリがきっかけだとするもので、欧米人からすれば、調理のあり方が問題だと写るらしい。日本の刺身あたりも、一部の人たちからは野蛮であると、否定的に捉えられているのだと思いました。
病原菌は、インフルエンザのエグいやつ。感染力が強く、また、致死率も高いんだと。
驚くべきは、暴動のはじけ方。銃社会ですからね、アメリカは。ゴリラみたいなガタイも多く、緊張感の塊でした。
パンデミックと共に提起された問題は、製薬会社を巡る利権構造です。それと、ネット社会での、デマゴギー。ワクチン開発で大儲けしている人が、政治家も含めてたくさんいるんでしょうね。病気自体、人為的だとも!?
こういう映画を見慣れているせいでしょうか? アメリカ人のコロナ的なものに対する認識は、ギアが一段上になっているように感じます。
この映画、分類上はホラーなんだと。ふーん、『13日の金曜日』と同じなんだ。なるほどねぇ。
音楽はいい感じだけど、映像がイマイチでした。80点。