森喜朗氏が総理時代、アメリカ大統領と会談することになって、自分は英語が苦手だと言うと、外務省の側近から「ハウアーユーとミートゥー」だけはしっかり覚えておくよう言われました。いざ、顔を合わせると森氏が「フーアーユー?」と切り出し、ジョークだと思ったクリントン大統領が「アイムヒラリーズハズバンド」と返したところ、森氏は「ミートゥー」と。
この話、まことしやかに流されていきましたが、実際には新聞記者がユーモアのつもりで書いたデタラメで、いくらなんでも大学出の学士さまが、そんなことを言うハズがありません。しかしながら、これを信じ込んだ国民は大勢いました。出川哲郎扱い。ヒドい話です。
なぜ、こんなことになったかと言えば、選挙を行わず、密室で決まった剛腕の森総理を嫌うアンチがマスコミの中にも多数存在し、また、角栄→金丸と続く金銭がらみのダーティーイメージの自民党に対し、意図的に悪く書こうとするムードが少なからずあったと思います。その方が国民が喜ぶ。このころから、森氏のマスコミ不審が始まっています。
「面白おかしくしたいから聞いてるんだろ?」
(つづく)