都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

森喜朗研究⑤

昨日、ブログを書きながら思ったんだけど、田中眞紀子という人の言語能力は飛び抜けていて、これがお笑い芸人だったらR1グランプリでも優勝です。少なくともおいでやすより数倍面白い。

小池百合子都知事もそのセンスは双璧で、クールビズやら三密やら、コピーライターだったら糸井重里レベルです。違うのは、失言に繋がる前に止められるかどうかってこと。

南海キャンディーズの山ちゃんが、NHK出演時にモードを切り替えるような狡猾さの違いです。それが弁えるってことじゃないのかなぁ。

マッキーが今はどうしてるのか知らないけど、とりあえず『THE W』にエントリーすれば、ぶっちぎりだと思いました。

森喜朗氏の場合、郵政解散前に小泉総理の説得に行って追い返されたときの、缶ビールと堅いチーズの狂言回しが忘れられません。あれは、小泉氏の脚本に、森氏が乗っかったのが真実なんだと(喧嘩別れしたことにすれば、解散しやすいと)。こちらは、役者デビューで充分いける。竜雷太氏のポジションを狙ってほしいところです。

 

川淵三郎キャプテンは、森氏の一個上、早稲田大学の先輩で気心が知れています。サッカーとラグビーなので、親和性あり、話が合います。

企業の支援を重視しない地域密着を主張するJリーグを、空疎な理念だと一笑に付した讀賣新聞ナベツネ主筆を敵に回しながらも怯まずに闘い、プロ化を実現させました。独裁者を上回る独裁者。これには、多くの人々が共感した反面、役所サイドの人間からは、その剛腕ぶりが迷惑だという声も上がっていたのは否めません。つまり、変えることがイヤなんですよ、役人は思考が減点法だから。それに、今までの自分を否定することにもなるのだから。

6年前のスポーツ庁創設のとき、体協の会長である森氏は、初代長官として川淵氏を推しましたが、官僚の意を受けた菅義偉官房長官が暗躍して実現しませんでした。人事好きの菅氏は加藤の乱における主要メンバーの一人。森氏と敵対してたという感情も、しっかり残っていると思われます。いわゆるマウンティングの取り合い。

今回も川淵氏が追い落とされて、橋本聖子大臣の横滑りとなり、森氏の思い通りにはさせぬとの思惑が働いています。人事権を握っているのはオレだ。だけど、現実を考えると、森喜朗の人脈・影響力も残しておきたい。そうでないと、小池都知事の思い通りになってしまう云々。

こうやって見ていくと、菅総理は結構好き嫌いが激しいですね。敵を作り過ぎる。人事部長は社長になれない所以です。

 

一説によれば、川淵氏は無観客なら中止だと周囲に公言していたようです。

入場料収入がなくなると、その分の赤字を埋めなければならない。潰れかかった企業の断末魔状態です。そんなのダメだと。

これは、総理としては避けたいです。自分たちから止めるとは絶対に言いたくないチキンレース。なんだかなぁ。

そのうち、アスリートファーストなんて言い出すだろうけど、そんなに単純な話じゃないと思います。

(つづく)