都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ルッキズム

角野卓造じゃねーよ」で売り出したハリセンボンの近藤春菜は、その後「ステラおばさんじゃねーよ」「シュレックじゃねーよ」「スーザンボイルじゃねーよ」と次々にバリエーションを増やしていきました。究極は「いくつになった?」というフリに「37歳です」と普通に答え、「じゃ、平均寿命を超えたんだ」と言わせてから「ブタじゃねーよ」と返すお約束芸に昇華させています。

いや、ブタと言ったのは本人だから、この場合はセーフですか?

 

吉本新喜劇では、容姿イジリを基本として台本を作り上げてきました。

身長149センチの池乃めだかは、舞台へ登場しても目線が違うことから、誰の目にも止まらないことをウリにしています。

座長の酒井藍は、そのふくよかな体型をブタだとかタンクローリーとか言わせてから、ツッコミます。

浅香あき恵に至っては、登場するなりみんなから「ブッサイクやなぁ〜」と言われ、「オーマイゴッド」と返します。否定せず。

どうなんでしょうねぇ?

そういうのを全否定すると、表現が難しい。お行儀が良過ぎるのって、面白くなくなりますよ。少なくとも、本人が了解している中でのやり取りはアリなんじゃないでしょうか?
場所を弁えるのは当然ですが、アイデアを出すのもダメ、考えたこと自体が問題だとする言葉狩りは、違うと思います。

 

そのうち「美しすぎる弁護士」みたいなのもセクハラだってことになるかもしれませんよ。

見たかったなぁ、開会式での渡辺直美のダンス。ブタの扮装はともかくも、世界中をアッと言わせたに違いないと妄想しています。