T-Verで『GTO』をやっていたので、1、75倍速で12話を一気に観ました。今から20年以上も前のドラマでしたが、リアルタイムでは見なかったので、とても新鮮で面白かったです。主役の反町隆史と松嶋菜々子。このドラマの後、ホントに結婚してますから、見つめ合ったりしているのが結構恥ずかしくもあり、興奮です。普通、行きませんよ、松嶋菜々子には、荷が重いから。だからこそのグレートティーチャーなんですね。設定された登場人物よりも、実物の役者のキャラが勝っていました。「そんなヤツはいない」とツッコみたくなるのが、勉強ができなくて一般常識に欠ける高校の先生です。暴走族仲間だった警察官ってのも無茶苦茶ですねぇ。でも面白い。
なんか似た展開だなぁと思ったのが、数日前にご紹介した『任侠学園』です。こちらは、ヤクザの親分が学校経営に乗り出す話。スカッとしました。そんなわきゃないんだけど。
すっかりハマってしまった今野敏氏の任侠シリーズです。
ヤクザの親分が異業種に参入し、その団体の立て直しを図るって発想がユニークですよね。そんなこと、あるわきゃないんだけど。
今回のご紹介は、こちらの方が第一弾だった『任侠書房』(中公文庫)です。
倒産寸前の出版社に入り込み、素人目線から企画提案を行う。まるで、ビジネス書です。
結局、ダメな組織っていうのは、上手くいっていないのにやり方を変えないことだを気付かせます。
このシリーズ、引き際が見事なんだけど、彼らのシノギはどうしてるんでしょう?ちょっと心配です。でも、90点と安定して水準以上。