連日、水泳の日本選手権が行われています。
オリンピックの選手選考会を兼ねていて、それはもう必死な様子が伝わってきます。
代表となるためには、決勝で2位までに入ることと、派遣標準記録を上回ることが必要です。
この標準記録とは、一昨年の世界選手権決勝進出のタイムに合わせたもので、他の競技に比べてめちゃくちゃ厳しい水準を求めています。逆に言えば、選ばれた選手たちは皆、メダルの可能性が高いってことでもあります。なんか、東大を受ける受験生みたいな感じ。目標を高く持たせるってことですね。こういう考え方、底辺の人間はしません。
面白いのは、選手たちの所属名が企業や学校よりもスイミングクラブに寄ってるってとこ。
水泳連盟は、他の競技団体と違った一面を持っているのでしょう。独特です。
選手権の優勝者は三十万円、2位に十万円、3位に五万円の賞金が用意されているのも何かビミョーですね。
そんな中で、池江璃花子さんが、100メートルバタフライの内定を勝ち取りました。
去年だったら間に合わなかったところ、奇跡的な復活劇です。東京五輪でスゴい感動ドラマが起こるような予感がしています。