都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

訪問販売

シロアリ駆除の業者が無料点検だと言って、住宅の床下から「こんなものが出ましたよ」と、虫に巣食われた材木みたいなのを持ち出す詐欺は、昔から横行しておりましたが、老人世帯が増加して、ますますその手口が巧妙になっているようです。

例えば、飛び込み営業に対し、入り口のガードが甘い家庭を見つけたら、ニコニコ親切に近づいて、長期戦に持ち込みます。寂しい老人は、話し相手を求めていたりしますから、利害が一致する。ポイントは、徹底的に褒めること。高そうなモノはもちろんですが、もっと効き目があるのが、内面に斬り込んでおだてることです。物知りであるとか、頭の回転が早いとか。外見も抑えておきます。その年齢にはとても見えないとか、美しい上に品があるとか。子供や孫、クルマなんかも持ち上げる対象です。

そして、築三十年超えの建物には、たくさんのビジネスチャンスが転がっており、メンテナンスの宝庫です。業者同士で情報交換をすれば、合法的な詐欺まがいを実行できるわけです。水回りの配管だったり、屋根瓦や天井の雨漏り、ブロック塀の劣化、リフォーム全般…

 

見積もりで提示していなかった工事を上乗せして請求するなんぞは常套手段で、押しに弱いなんて判断されると、もうやりたい放題。

オレオレ詐欺と違って、外見上は合法なビジネスなので、始末に負えません。

こういう手法は、もともと通常のセールステクニックとして、確立されておりましたが、その土俵を老人世帯に絞り込むことによって、マニュアル化が発達、進化しました。いや、売り手はそのままなんだけど、お客サイドが退化してるってことで、チャンスが広がったんですね。

うーん、どうすればいいんでしょうかねぇ?