イスラム教の信者が面倒だなと思うのは、ラマダンだからと言って突然飲食禁止を始めたり、1日に5回も礼拝を行ったり、エキスも含めて豚を食べなかったり、顔を隠したりと、やたらとルールで縛られているところです。
多くの日本人の宗教観は、南無阿弥陀仏、つまり念仏さえ唱えれば成仏できるという短くて簡単なものですから、なかなか相容れません。
仏教は、とことん譲ってしまおうというのが根本の精神でありまして、そういう緩さは世界平和へ繋がるんじゃないかと思っています。
日本へやって来る技能実習生で一番多い国は、ベトナムでした。まだまだ発展途上ではあるけれど、教育水準が整っていて、親日的であり、真面目な国民性がピッタリ合っていたように思います。仏教仲間ですし。
しかしながら、コロナ後を予想すると、この流れにストップがかかりそうです。ベトナムの経済成長が著しいことが大きな理由です。
この後に続くのは、ミャンマーだと見られていましたが、政変のおかげでそれどころじゃなくなりました。
そこで、注目されるのがインドネシアです。世界4位の人口規模を誇り、国内の産業が充分でないところが付け目です。
そうなると、残された課題は宗教のこと。インドネシア国民の多くは、ムスリム(イスラム教徒)なんです。
だけど、そんなこと、拘ってはいられないでしょう。ハラルについて、義務教育で学ぶ日は近いと思います。