子供のころのマンガ雑誌といえば、『少年画報』とか『冒険王』などの月刊誌でした。
『鉄腕アトム』や『鉄人28号』を楽しみにしていたのを思い出します。『ストップにいちゃん』なんてのもあったなぁ。
昭和30年代は、ロボットSFモノのほか、忍者モノや戦争モノが多かったように思います。終戦後、20年も経っていないのに『ゼロ戦太郎』とか『紫電改のタカ』などが描かれていたのに不思議な気がしますが、男の子のオモチャと言えば、戦闘機や軍艦などのプラモデルで、そんな業界のバックアップがあったのかもしれません。
高度成長の波に乗って、子供の人口が増え続け、マンガは『サンデー』『マガジン』などの週刊誌の時代へ。
それは、スポ根マンガの全盛期に重なります。ターゲットの年代に合っていたのでしょう。『巨人の星』『あしたのジョー』は、生活に入り込んでいました。
その後、少年マンガの覇権は、友情・努力・勝利をキーワードとした『少年ジャンプ』に移ります。このへんになると、ピンと来ません。『北斗の拳』や『ドラゴンボール』は、私のゾーンから外れています。
もはや、最近のマンガのほとんどが理解不能となってしまいました。あれだけ好きだったんだけど、そんなもんですかねぇ?
さきほど、コインランドリーに置いてあった『少年サンデー』をパラパラめくると衝撃でした。
『葬送のフリーレン』『蒼穹のアリアドネ』『双亡亭壊すべし』『絶対可憐チルドレン』『第九の波濤』
タイトルを見ても、何のことだかさっぱり分かりません。てか、これを理解する子供たちって、何だか怖くありません?
ほかにも『古見さんはコミュ症です』なんてのがあったりで、そんなニーズのあること自体が不思議です。
一つひとつの世界観を理解せねば、入っていくことができず、複雑過ぎてビックリ。
本当は、年齢を重ねることで、理解力が深まっていくべきだと思うんだけど、記憶力の結構な低下もあって、非常にモヤモヤしています。