ミステリーファンの私は、書籍をAmazonで購入することが多いです。
基本的には作家を一義的に選んでおり、その次の目安とするのがカスタマーレビューでして、星が四つ以上であれば、かなりの確率でカートに入れます。その星の数は、作家単位で偏差値が違うようなところもありますが、それでも四つ以上となれば、そんなに外れない。そこそこの満足は得られるのです。
そうは言っても、Amazonが薦めてくる本だけでは偏るので、二ヶ月に一度くらい、書店へ行きます。
このときの基準は、その書店の推薦文と書籍に巻かれたコシマキのキャッチコピーとその本のタイトルです。ただし、この選び方は、外すことも多いです。
先日、買ってきた本が『殺した夫が帰ってきました』(桜井美奈著・小学館文庫)です。
シュールなタイトルとコシマキの「起承転結ならぬ起承転転といった感じで想像のナナメ上をいってました」に吸い寄せられたのです。
しかしながら、想像のナナメ下でした。タイトルが一番面白いって感じ。作者のボキャブラリーが私には合わなかったと言っておきましょう。
40点。残念でした。