都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

模倣の殺意

お笑い芸人のコンビ仲が悪いのは、昔から言われていることです。

どうしてそうなるかと言うと、仕事量が平等じゃないから。つまり、ネタを書く方とそうじゃない方の違い。

染之助・染太郎は、舞台上で憂さを晴らしていました。ギャラは一緒だと。

クリエイティブは大変なんです。しょっちゅう行き詰まる。

だから、構成作家に頼ったりします。萩本欽一さんは、パジャマ党なる作家軍団を自宅事務所に常駐させていました。

 

大御所と言われる作家もそうです。書生という呼び名で弟子を抱え、指導するフリをして逆にエキスを吸収する。そんな人間関係も少なからずあるんでしょう。でなければ、そんなに多くの作品を違った角度で世に送り出すなんてできません。世の中にはたくさんの文学賞がありますが、そうした審査に関わることで、ボツ作品の中からヒントを見つけ出すってこともあるかも。そんなんで、騒ぎ出す人もいるでしょうね。なんか面倒臭さそう。

 

『模倣の殺意』(中町信著・創元推理文庫)は盗作をめぐるミステリーでした。コシマキコピーの「これはすごい!騙されずに見破れますか?幻の傑作が蘇り、あなたに挑戦します!」に釣られて購入し、まんまと騙されました。トリックが無理矢理な感じだし、表現が物足りない上に、もっと大きな問題は、登場人物に魅力がないってこと。作者に愛が足りないのかねぇ、よくわかんないけど。60点です。