都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

千円札を拾うな

リクルート出身の経営者をネット検索するとボロボロ出てきます。

この会社が社員にクリエイティビティを求め、独立して起業することを応援するような風土があることと、それにも増して横のつながりの強さが源泉となっているのは間違いのないところです。

形となったアイデアは、多くのビジネス書を生み出しました。

その一つが『千円札を拾うな』(安田佳生著・サンマーク出版)です。

普通、拾うでしょう? それを拾わない理由は、もっと大事なものを見失ってしまう可能性があるからですって。……そう来ましたか?

安田氏が本当に言いたかったのは、成長とは変化すること、そして変化するためには何かを捨てるってことです。

みんなと同じことをしているんじゃダメで、自分への投資が必要だと。なるほどねぇ。だから千円札を拾うなと。ズルいなぁ、それは詭弁です。

 

「いい女をつかまえるためには、現在フリーの女性から選ぶのでなく、彼氏のいる女性の中から探せ」というのが本物のツボでした。

真にいいものは、常に市場が放っておかない。誰も買いたくない、つまり彼氏のいない女の中をいくら探しても、いい女には一生出会えない。だから、いい女をつかまえようとするなら、今すでに彼氏のいる女の中から探すのが鉄則。ただし、強奪するのではない。予約するのだ。そして、その確率を上げるため、一人に絞り込むことはしない。十人ぐらい見つけておいて、予約して待つ。十人もいれば、半分くらいは彼氏と別れるハズ。大事なのは、彼氏と別れそうになったとき、自分のところへ連絡が入る仕組みを作っておくことだ。

うーん。

これは素晴らしい。仕組みについて解説できれば、恋愛成就の指南本が書けそうです。

そんな風に広げていくのがリクルートビジネスでありました。勉強になりました。