前回の東京五輪のころ、テレビがカラーの時代となり、買い替え需要を煽ったりして所得倍増だと浮かれていました。
「うちーのテレビにゃ色がない、隣のテレビにゃ色がある〜ありゃまキレイとよく見たら、サンヨーカラーテレビ〜♬」
スゴい販売促進力です。こんなCMソングを繰り返して、子どもに覚えさせる戦略。
ゲームなんかない時代、テレビの影響力はすさまじく、今で言えば声優に当たるんでしょう、楠トシエだとか榎本健一だとかが歌うと、その商品は間違いなくヒットしました。
そのときに利用されたのが、アニメです。ビデオはありませんから、見逃しちゃいけませんよとゴールデンタイムが子供の時間。
私が欠かさず観ていたのは、
「ボバンババンボン ブンボバンバババ ボバンババンボン ブンバボン〜♫」
何だかさっぱり意味が分からないけれど、ジャングルで狼に育てられた少年がヒーローで、動物と喋ってました。
カラーに馴染みやすいのが森林の景色ってのは考え過ぎですか?
主人公の狼少年は名前が私と同じ「ケン」なので、影響を受けないハズがありません。
三丁目の夕日のころのことは、よーく覚えているのであります。
四度目の緊急事態宣言もまた、狼少年を思い起こしました。
さて、柔道の快進撃は続いており、昨夜もウルフ選手が金メダルを獲りました。
コロナ禍のオリンピックでは、他国に比べて稽古相手が大勢いることが、日本の選手に有利に働いているようです。
早めに代表を決めたのも良かったし、技にこだわるルール改正も良かった。
そして、千代の富士を彷彿とさせる名前がいいですね。格闘技に相応しい。おめでとうございます。