それは、ホリエモンの悪ふざけから生まれた話でした。大喜利としての猫ひろし再生計画で、カンボジアへ帰化してのマラソン代表取得への道。
周りは面白がって言ってみたんだけど、本人が乗ってきちゃったらしい。
もともとの芸名にしても、舘ひろしをイジった下ネタ(タチじゃなくてネコ)で、ギャグは全く面白くないけど、生き様がネタという身体を張った芸人なので、そういうのもアリだと。
結局、前回のリオ五輪にカンボジア代表として出場しました。たいしたものです。
次にお笑いからチャレンジしたのが南海キャンディーズのしずちゃんです。女子のボクシングは国内の競技人口が全部で100名と言われており、減量して70キロのミドル級となると、誰もいなかったところに目をつけました。身長180センチの山崎静代選手は、天賦の体躯であった訳です。
そこで、ものすごく本格的なトレーニングを積んだものの、実戦の経験不足は補えませんでした。
だけど、着眼は間違いない。競争率の低い競技にチャンスがあるのは、国内競技人口35人と言われるスキージャンプ女子を見れば、明らかです。
総じて、発展途上国が入って来ない女子の競技は狙い目ですね。女性の競技の方が投資対効果が遥かに高いので、強化のしがいがあるってこと。
ダイバーシティ推進は、オリンピックを経て加速しそうです。