都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

ゴールボール

視覚に障害のある人が行う球技として、ブラインドサッカーゴールボールがあります。

サッカーについての競技イメージはありますが、ゴールボールは初めて見るものでした。

モハメド・アリに対するアントニオ猪木みたいな姿勢で始まるので、見た目はあまりよろしくないのですが、幅が9メートルあるゴールポストを3人で守るためには不可欠の守備隊形です。

ボールの中には鈴が入っており、その音を頼りに動きを決めるわけで、むしろ無観客は望むところでありました。

障害には個人差があるため、公平を期すべく全員がアイシェードといわれるマスクを着用しているのが興味深いです。つまり、障害がある上に、障害を重ねているってことです。それだと、お互いのハンデを感じにくい。一体感を強めているように思います。

ゲームの進行は、守備から攻撃への時間が10秒以内とされているため、即断即決が求められる中で、相手の動きを読み合う心理戦の要素もあって、体力や技術と同じくらいに頭脳を使うってとこが面白い。ベンチワークも見どころの一つで、作戦タイム直後に得点が入りやすいってのも見逃せません。

健常者と一緒にプレーできるので、パラリンピック後は流行るような気がしています。

特別な存在にしないことが、ダイバーシティの基本であると思います。