地上のカーリングと言われるボッチャは、とても興味深く楽しめました。
選手たちは、重さや材質が違う6種類のマイボールを持ち、ゴルフクラブのように使い分けます。
先の先まで読むのは将棋みたいだし、ビリヤードっぽくもあるのです。
コロナ禍で大会を開くことができない中、日本ボッチャ協会は、オンラインでリモート合宿を行い、代表選手同士が励まし合いながら、筋力トレーニングや戦術研究を続けたと言います。果ては特別支援学校などにも呼びかけて、新たにルールを作り、リモート試合まで実施。競技の普及にも繋げました。なるほど、体育館でできるこの競技は手軽にできるので、人気が出そうです。
制限された中でも、マイナス要素は捨てて、とにかくできることをやるというのは「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ」というパラリンピックの理念を体現させたもの。杉村英孝選手の金メダルは、必然であったといえるでしょう。素晴らしい。