昨日、ウチの山小屋の裏庭で三頭のシカの親子連れが一時間近く、雑草を啄んでおりました。
シカの習性として、成人のオスは単独行動、メスは親子連れが基本なんだそうなので、これは母子家庭です。角の主はいない。
ここ数十年の間で生態系が変わり、イノシシを見かけなくなりました。
代わって支配するのがシカ社会。繁殖能力が高く、メスは生後一年を過ぎると毎年のように出産すると言います。
散歩してても、頻繁に見つかります。下関では、目が合うと途端に逃げ出しておりましたが、こちらのシカは20メートルがソーシャルディスタンスで、人間が完全に視界から消えるまで、視線を外しません。山中湖は禁猟区なので誰も鉄砲を持っていませんからね。少し甘く見られてます。奈良ほどじゃないけど。
いつ見ても、何か食べているのも特徴的です。牛と同じく胃袋が四つあって、反芻を繰り返す消化する日々。だから、好き嫌いなく何でも食べる。そしてそれはイノシシの分もってことらしい。タンパク質や脂肪の摂取なしでも、大人は100キロ近くありますからねぇ。人間に四つあったら、がん検診が大変だなぁとちょっとだけ思いました。