都会のネズミと田舎のネズミ

時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。

はっぱふみふみ

前回の東京五輪のころ、テレビの草創期には、お笑い芸人というジャンルはなかったように思います。

漫才師とか落語家はいるものの、バラエティー向けのタレントはいない。プロのお笑いにテレビの尺が合わなかったのです。なので、その隙間を役者や歌手が埋めていました。だけど、本業じゃないから、あんまり面白くない。

痺れを切らしたように表に出てきたのが、青島幸男前田武彦らの放送作家たちです。ネタ職人ですからね、短い笑いはお手のもの。

その中でのナンバーワンが、大橋巨泉でありました。

巨泉というのは芸名で、趣味の俳句を読む際に使用していた俳号だと言いますから、生きていれば、プレバトで活躍してたろうなと思います。

 

「みじかびの きゃぷりきとれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ」

 

これは、今から50年前の万年筆のCMで、撮影時に用意された台本がつまらないので、巨泉自身が即興で作ったとされる名作です。

短歌のリズムにジャズのセンスを融合させた斬新なスタイルは何とも新しく、経営難に陥っていた会社を一気に立て直したとも言われています。

短くて書きやすい万年筆であるとのメッセージ性が強烈で、購買意欲をかき立てる。たいしたものです。

その後、ちょっとエッチな深夜番組『11PM』のMCを担当し、自身の趣味である競馬・麻雀・ゴルフ・釣りをコーナーに取り入れて、遊びながら働いている人のイメージを定着させました。

共演したタレントをあだ名で呼んだり、上から目線でタメ口をきいたり、50歳でセミリタイアだと言ってカナダに移住したり…いろんな人に影響を与えています。いや、彼に憧れてうまくいかず、人生を棒に振った人も少なくないと思います。

 

で、今だったら誰だろうと考えたときに、一人いました。

ホリエモンです。

ジャンルは違うけど、ベンチャー企業を興したり、ロケットを打ち上げたり、野球チームの経営に乗り出したりとやりたい放題、楽しそうです。

彼の場合、大失敗をたくさんやらかしているけれど、それをもまた糧にしてプラスに繋げているのが凄い。

大橋巨泉がテレビの申し子ならば、堀江貴文はインターネットの落とし子と言えるんじゃないかな。

北九州フェニックスの今後の動向を注目しています。