都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

一週間

月曜に風呂を焚いて、火曜に風呂に入るっていうスケジュールだと、たいしたことはできません。もうちょっと、ましな人生があると思うんだけど、世の中にはこんなペースで計画立てている人も、もしかしたらいるかもしれない。手帳、スカスカだな!

 

で、水曜日はダウンタウンです。今、夜10時からのこの番組が熱い。

前回は、漫才コンビのおぼんこぼんが仲が悪いことについて、度を越したイジリを行い、周囲が引くほどの険悪なドキュメンタリーで、娘の結婚式に重ね合わせて喜怒哀楽をゴチャ混ぜにしたドラマを作り上げました。感情のチャンプルー状態。こんなカオスは、並の作家の力量ではできません。突き抜けたところがないと。

この感じ、電波少年という番組で、松本明子がパレスチナアラファト議長を訪ねて『てんとう虫のサンバ』をデュエットしたいと申し入れたのと同じくらい衝撃でした。イスラエルの隣り、パレスチナに出かけて行ったんですよ。出だしの歌詞が「あなたと私が〜」で「アラファト」と似てるからというそれだけの理由で取材強行。関係者はイカれてました。いや、突き抜けていました。

おぼんこぼんへのイジリも似たようなもので、仕掛けたナイツの無責任に開き直った感じが、幸運にも奇跡的な化学反応を起こしたようです。

最近は、視聴者の目が肥えているので、普通の感覚じゃ面白いものは作れません。

 

まぁ、そんなに面白い企画がゴロゴロ転がってるハズないよなと、何気にチャンネルを合わせると、今宵もバカ受けでした。

朝の情報番組『ラヴィット!』に出演する女性タレントに遠隔操作で指示を与え、クイズコーナーでの回答を芸人顔負けの大喜利的解答でかき回すという企画です。どうやって考えるんでしょうね、こんなこと。

この番組には、いくつかの話題をクイズ形式で出演者に問うコーナーがあって、その問題を真っ直ぐに答えず、遠回りしながら正解に近づいていくのがお約束の進行なのですが、これを大喜利に見立て、美形の若手女性タレントが、芸人顔負けのボケた返しを続けていくというもの。出演者から隠されたバックヤードには、千原ジュニアとか粗品とかくっきーら6人が控えていて、IPPONグランプリよろしく面白答えを引き出します。インカムを通じて、指令される解答は、その中でも選りすぐりのものに高まっています。

 

  「ニンニクの匂い消しとして牛乳を飲む以外の有名な方法は?」

     「ベロにサランラップを巻く」(正解はリンゴ)

  「七味唐辛子に含まれているのは、唐辛子・焼唐辛子・けしの実・麻の実・黒胡麻・粉山椒、あと一つは?」

     「ほぐした赤LARK」(正解はミカンの皮)

  「カラーコンタクトをすゑひろがりずが和風に言い換えると?」

     「目玉おやじの衣替え」(正解は彩りまなこ被せ)

 

どうでしょう?

無名の若手女性タレントは、そんなことを全く言いそうもないおとなしめのキャラなので、番組レギュラーのお笑い芸人の存在を消してしまうような力技の解答に、出演者たちが静まり返るのが、見たことない光景で爆笑です。朝の生番組で、エンジン全開ですからね。始球式に呼ばれた女優さんが、いきなり150キロのストライクを投げたような雰囲気で、見取り図をはじめとする芸人たちが顔色を失っていたのがたまらなく面白かったです。エラいなぁ、考えた人。スゴい!勉強になりました。