本日の試合が雨で中止になったので、巨人の残り2試合のヤクルト戦連敗が濃厚になりました。
両者のモチベーションの違いが大きすぎるからです。今日やっていれば、最終戦が消化試合になったかもしれないけど、勝負の神様は、そんな甘い考えを許してはくれませんでした。
もし、巨人の最終成績が60勝63敗だと、カープは残り5試合(神・神・D・ヤ・ヤ)を4勝1引分けで勝率で上回ることになります。
現状でタイガースに連勝するとは思えませんが、万一奇跡が起こったら最後のヤクルトは流してくるだろうから、大どんでん返しが起こります。
うす〜い可能性です。
それにしても、終盤の回復力で、来季監督は残留の方向へ傾いたと思います。この方が、Aクラス入りよりよっぽど問題。来年も動きの少ない野球盤ゲームを見続けることになりそうです。ドラフト一位の選手に直接会いに行きましたから、本人もやる気満々。おそらくは、オーナーのお墨付きをもらったのでしょう。人間関係を重視し過ぎると、こういう情実人事になりますね。中小企業の哀しさです。
にも関わらず、なんでこんなに調子を上げたかというと、別人のような鈴木誠也の覚醒、これに尽きます。
シーズンオフのメジャーへのポスティングをオーナーが約束したからだと。
何せ、コロナの影響で、観客動員は去年が54万人で今年が100万弱。去年の29億ほどではないにせよ、今年も10億円前後の赤字は必至で、独立採算球団としては、手を打たねばならない。で、最も手っ取り早いのが、給料の高い鈴木選手を出して、さらに移籍金を得るというのが誰でも考えそうな夢のない話です。
そのために、ドラフトでは外野手を3人も指名しています。宇草・野間・羽月・中村奨・正随と若手が育っているのも好材料。普通だったら、ファンが引き留めようとするところなんだけど、世間の空気はそれも仕方なかろうと容認の方向へ動いています。
確かに、脂の乗り切った27歳・鈴木誠也がメジャーで暴れまくるってのも、痛快だもんなぁ。
だから、それはそれでいい。
だけど、監督は変わって欲しい。選手よりも監督が大事だってこと、わかんないかなぁ?