批評家の東浩紀氏は、世の中が若い世代を中心に抑制的な方向へ流れていると分析しています。
例えば、法律で認められてはいるものの、タバコを吸う人は激減しており、吸えない場所がどんどん増えています。
コンビニには、エッチな雑誌を置かなくなりました。
政治家が二号さんのことを公言したのは、遠い昔の話。今では、キャバクラに通っていることでさえ、有権者に知られると致命傷になりかねません。不倫なんてあり得ない。
そして、この調子でいけば、お酒も槍玉に上がる。
酔っ払ってフラフラ歩いたりする人は常識がないと見られ、居酒屋では食事を烏龍茶で楽しむようになり、飲食店に酒の字が混ざっているのを不思議に思うようになるんだと。
なるほど、それはありそうな話だなぁ。
多数決が行き過ぎると、そんなことが起こり得ます。お酒を飲まない人が半数を超えるなんて、そんなに先の話じゃなさそう。
うーん、多様性だと言う割には、世の中がどんどん不寛容になっているのであります。