新語流行語大賞にノミネートされた30語の中に、意味がピンと来ないものがいくつかあります。
その一つが「Z世代」(16〜27歳)。
聞いたことがあるような気もするけど、使ったことはありません。
新聞を読まない上に、ニュースもほとんど聞き流しているもんだから偏りますねぇ。
そこで、これじゃイカンと『若者たちのニューノーマル〜Z世代、コロナ禍を生きる』(牛窪恵著・日経プレミアムシリーズ)を購入して勉強しました。
最近は若い世代との交流がなかったので、改めて考え方に大きな開きがあることを実感させられています。
ショックを受けた内容を列挙しましょう。
・20代の5割は家計簿をつけている。
・学校の中では、コミュ力に基づいた「スクールカースト」が存在し、それが暗黙知となっている。
・その際、SNSを使いこなすこと大事なポイントとなっている。
・物欲よりもコミュ欲が重要なのだ。
・金持ち自慢のような悪目立ちはイジメに繋がるので、B級やC級ネタへ逃げる傾向にある。
・勉強は、リビングルームで行うことが多い。
・中古商品に抵抗がない。新品こそが消費ではなく、転売するのも当たり前。
・男女を問わず、美意識が高い。それはモテたいからでなく、自己実現願望なのだ。
・酔っ払っていいことなんて、一つもないとすら思っている。アルコール離れが半端ない。
・ガッツリよりゆるつながり、村社会より群れ社会。
・デジタル思考が強く、経過よりも結果を重視する。
・重視するのは思い出と一体感。モノには執着せずコト(イベント)が大事。
・マザコンを恥じることなく、親ラブ族とかママっこ男子という言葉すらある。
・都会への憧れが弱まり、地元志向が強くなっている。
・恋愛はコスパが悪いと消極的な若者が増えている。
・あらかじめ決められた職務に応じて人材を雇用するジョブ型雇用が主流になりつつある。ゼネラリストを目指していない。
・薄毛には寛容だが、ニオイには敏感。
うーん、無理だわこれ、理解するの。コミュニケーションが取れません。
子供がいないと、こういうとこがダメなんですわ。都会の人が田舎を理解できないのと一緒。大企業に勤めている人は、中小企業の考え方がわかりません。
それにしても、上司と部下のコミュニケーション基地である居酒屋は、本当に消えていく産業なのかもしれませんね。
近い将来、スナックのママみたいな人工知能搭載ロボットが、バカ売れします。間違いない!