都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

イーグル・ジャンプ

テレビの番組表を見ていると、NHKが深夜に『イーグル・ジャンプ』という映画を放送するようなってました。何の映画かと思ったら、イギリス初のスキージャンプ選手のドキュメンタリーだと。

そう言えば、小林陵侑選手の闘いに出ていませんでしたね、イギリス代表。どうしてかと調べてみたら、イギリスでは暖流の影響でほとんど雪が降らないそうで、北に位置するから雪だとは繋がらないのを学んだ次第です。

もっと言うと、ジャンプをやるほどに雪が降る国自体が少なくて、さらにはジャンプの競技人口も世界じゅうでたったの1,400人。そのうち女子選手に至っては、200人(日本では40人)ってとこらしい。

だから、ひと握りのトップクラスがサーカスの興行みたいに、W杯と称してあちこち転戦する業界のようです。

人数規模の割には、大掛かりな舞台が必要ですからね。その元を取るように、ノーマルだラージだ団体だ混合だとやる訳です。

 

少し前、高梨選手のライバルとしてノルウェーのルンビ選手がいましたが、今回は出場していません。

その理由は、女子選手の間で体重が軽いほど有利だとされているため、過剰なダイエットが進んでいて、そのことに嫌気がさしたとのこと。

うーん、それもあるでしょうけど、閉ざされた社会に縛られながら生き続けていくのは、なかなかです。

少しでも距離を延ばそうと、技術面だけでなく精神面を磨きながら、体重をコントロールして、用具やスーツにも気を配る。協会関係者に監督コーチ、トレーナー、運動具メーカー担当者、スポンサー、メディア担当者…あ〜ストレスが溜まります!

 

それにしても、中国のスキーやスノボが強くないのは意外でしたが、それもそのはず、イギリスと同じで寒い割には雪が降らない気候が関係していました。しかしながら、今回の五輪がきっかけで、中国人のウインタースポーツ熱が大いに盛り上がっているのは間違いないでしょう。

断言します。

来シーズンは、北海道のスキー場が中国人観光客で溢れかえります。星野リゾートが手ぐすね引いている。新潟や長野もしっかり準備していることと思いますよ。そして、世の中は諸行無常だと改めて思うのであります。