都会のネズミと田舎のネズミ

読書ネタ、スポーツネタ、お笑いネタ、時事ネタを拾いながら、笑いの方向へと導きます。3打数1安打を目指しています。ハズレよりもアタリを読んでください。

12球団戦力分析(DeNA)

オープン戦絶好調で、トップを走るベイスターズですが、その相手が打線のつながりが弱い日ハム・広島・巨人が相手なので、割り引いて考えねばなりません。

昨季のデータでは、防御率と盗塁数が12球団のワーストで、そこのところがあまり埋まってはいないのです。

過去のドラフトでは、石田・今永・濱口・東・坂本と左ピッチャーを集めまくったものの、一年目こそ大車輪の活躍ですが、その後故障がちで、火が消えたようになっていくのがお決まりのパターンでありまして、起用法やコンディション作りに問題があることを窺わせます。同じ繰り返しは、致命的な欠陥があるに違いない。そう、思います。

走塁については、その意識改革の意味を込めて、石井琢朗コーチが着任しました。短期間に広島→ヤクルト→巨人→DeNAと渡り歩き、それぞれが優勝に絡んでいくように持っていきますから、本人は自信を持っていることでしょうが、3歳下の監督をはじめ、年齢が近い生え抜きの鈴木尚典・齋藤隆らの出戻りコーチ、さらには仁志敏久二軍監督と、相性が悪いような気がします。本当は、監督をやりたいと思っている。こういう存在は、仲良しグループを良しとする監督の下では危険です。ヤクルトでは宮本慎也コーチと、ジャイアンツでは完全に浮き上がった実績がありますからね。選手を走らせようにも、重量打線の中にその駒がいない現実。かと言って、選手起用になかなか口を出せなくてイライラしている姿が目に浮かびます。仲良しグループなので。

さらには、もともと外野陣に佐野・桑原・オースティンのレギュラーが揃っている上に、神里・楠本・関根・細川の控えがいて、数年前まで筒香もいただなんて信じられないほど、層の厚さを誇っていました。そこへ、日ハムから大田泰示を獲得するというのは、足し算でしか考えないジャイアンツの発想と同じです。こうなると、ライバルが怪我したり、体調を崩すのを待つようなムードが出てくるからです。チーム一丸になんかならない。

本当は、力のある野手がレギュラーを固めていて、投手も多士済々なので、面白い存在だと思うんだけど、なんか足りないんですよ。いや、多すぎるのかも??