毎週欠かさず観ている番組の一つが『あちこちオードリー』です。進行役の若林正恭が、ゲストの個性を引き出す能力に長けていて、人選も絶妙なところもあって、毎回感心しながら見入っております。組み合わせを考えているのは、作久間宣行プロデューサーなんでしょうね。この人が面白いと言ってるものは面白い。
アイドルから形を変えながら長期にわたって芸能界に君臨する勝俣州和の話芸は、流石なものでして、短くまとめたエピソードにはしっかりオチがある。そういうのは天性のものだと思っていましたが、こんなことを言ってました。
「ロケバスで寝ているようなタレントは出世しない」
ロケの間に交わされる芸能人同士の情報交換こそが、ネタの温床であり気づきの塊だってこと。
なるほど、日常生活というのは、結構同じことの繰り返しなので、話題に乏しくなります。サラリーマン時代にそれを痛感しておりました。営業職でなければ、付き合う人が限られて、何だか似たようなことばかり話すようになる。交友関係は、自社限定です。それでは、話が広がらない。
スタジオにデーンと構えるのではなく、どんどん外へ出て行くことで、たっぷり刺激を受けてインプットがあるのだと。
勝俣州和の流儀は、大御所と呼ばれるようになっても、若手が行うような取材を引き受け、打席の機会を増やす手法でした。
毎日ブログを書いていて、ネタに詰まることがあります。それは、外出しないから。人と会わないから。
新しい体験をすれば、なんらかの気づきがあります。それと、読書。できるだけ違う作者のものを読みます。そうすることで、視点を広げることができる。ような気がしております。