やるやるとは聞いていましたが、ここまでやると思わなかったのが佐々木朗希投手です。
完全試合は、28年ぶりで16人め。近年は、先発投手が9回まで投げ切ることすら珍しくなり、速球投手ほどコントロールが悪いこともあって、ほとんど見られないものと諦めておりました。
しかしながら、コロナの影響で戦力ダウンしたオリックス打線が相手だったのはラッキーでした。
160キロのストレートで追い込んで、低めに沈むフォークボールの繰り返しでしたが、やはり球が速いのは強力な武器ですね。加えて、3ボールとなったのは一人だけ。2ボールでさえ5人しかいないのだから、コントロールもバッチリでした。3ボールからのフォークボールは見逃されるけれど、それ以前に投げられると、どうしてもストレートに遅れまいという気持ちになって、振ってしまうのです。ちなみに19奪三振のうち、15個の決め球がフォークでした。ほんと、繰り返し。
2001年11月生まれの20歳は、まだまだ成長過程にあります。高卒ルーキーの松川捕手といい、末恐ろしいスターが誕生しました。